【2012年9月アフリカ・ワイルドライフコミュニケーション取材記 ①】
◆はじめに
今回の取材の目的は、ケニアとタンザニアの国立公園を巡り、ワイルドライフ(Wildlife)・野生動物とアニマルコミュニケーションを行うことでした。
2010年、20111年と私はケニアの国立公園でアニマルコミュニケーションを行いましたが、今回はさらにタンザニアの国立公園の野生動物とコミュニケーションし、さらに野生動物との心の交流を深めたいと思ったのです
タンザニアは、私のアニマルコミュニケーションの原点ともいえる場所です。30年前、私が初めて訪れたアフリカの大地がタンザニアのセレンゲティ国立公園でした。この時の感動、そして、輝かしい自然を目の当たりにしてわきあがってきた「命はどこからきてどこへ行くのか」という思いが、今も私の原動力となっています。
アフリカの大地では、毎日感動的なドラマが生まれています。人知れず営まれている彼らの人生......、そこには大自然の中で、命を懸けて子供を守る母の姿や、困難に立ち向かう勇敢な若者、仲間を導く優秀な指導者たちの感動的な物語があります。
アニマルコミュニケーションを通して知ることができるのは、彼らの人生の本当にごく一部ですが、多くの方に彼らの素晴らしい生き方を伝えていきたいと思っています。
9月12日にアフリカの旅から戻ってきました。今回はケニアだけではなくタンザニアの国立公園や自然保護区を巡り、中でもタンザニアでもっとも古く、もっとも人気のあるセレンゲティ国立公園では、様々な素晴らしい体験をしました。
チーターのハンティングシーンからはじまって、ヒョウやライオン、そしてゾウなど多くの素晴らしい動物たちを見るだけではなく、彼らとコミュニケーションして野生動物の気持ちがどのようなものなのか、彼らが何を願っているかなどを詳細に聞き、答えを受けました。彼らの答えは本当に心を打つものであり、私としてはこれからそれを多くの方に伝えていきたいと思っています。
今後は映像や文章などを通して今回の旅の貴重な体験をまとめ、講演会やカレッジなどで様々な方にお伝えしていきます。そして、さらに野生動物だけではなく大自然が伝えてくれた様々なメッセージを広め、皆様がさらに幸せになるように、また時空を広げることができるように活動していきたいと思っております。
5月20日に行われたアニマルコミュニケーションカレッジ動物園実習についての動画メッセージです。
~オーストラリア・ズー~
オーストラリア・ズーでは、楽しいプログラムが色々あり、たくさんの動物に会うことが出来てとても幸せでした。
私にとって、今回の旅の一つの大きなテーマは、有袋類とのコミュニケーションでした。しかし、どうしても彼らとの対話するためのエネルギーラインがなかなか繋がらず、コミュニケーションは難航しました。特にコアラとのコミュニケーションは難しく、どんなに意識を送っても、彼らの返答や反応は得られなかったのです。午前から来ていたのに、気持ちをつかみ取ることができないまま、とうとう、気がつけば午後3時になっており、まったくわからない状態になってしまいました。
しかし、最後まで散々悩んだ結果、オスのコアラの「トライ」とようやく繋がることでき、その思いを聞いたとき、なぜこれほどまでにコアラとのコミュニケーションが難しかったのか、という謎が解けました。
彼らとのコミュニケーションが繋がりにくい理由、それは彼らが余りにも感情的に傷つきやすい動物だからです。有袋類は、感情をつかさどる第二チャクラというエネルギーポイントに袋があり、その部分が哺乳類に比べて繊細なのです。
有袋類が繊細ということに、ピンとこない人もいるかもしれません。私自身も何度呼びかけても反応がないあまり、彼らは鈍いのではないかと思ってしまったほどです。しかし、彼らは変化を好まず、傷つくことを恐れるあまり、絶対に外部からの影響を受けて傷つかぬよう、オーラの中に強力な防御システムを作っていたのでした。
有袋類は、袋で子どもを育てますが、その時に、感情が傷ついたり、或いは何かショックを受けたりすると、それがダイレクトに大きなショックになってしまったり、寿命を短くしてしまう原因になるのだと、コアラのトライとのコミュニケーションで教えてもらいました。
彼らにとって心を乱されること、感情を傷つけられることは、生命に関わる重大な事態です。ですから、彼らは自らを守るために、完全に心を動かさないように感情を殺すという形をとって、安全に生きながらえようとしたのです。それが、コアラという種のエネルギー的な特徴であり、彼らは「維持・メンテナンス」の人生をとても強く望んでいることが分かりました。
人とコアラとの関係を見ると、実は、ヨーロッパ人の入植以前から、オーストラリア先住民はコアラを食糧としていた歴史があります。そして、ヨーロッパ人到達の植民地化以降、コアラの毛皮をとるために狩猟が行われ、コアラは乱獲されその数は激減しました。
攻撃するすべも逃げるすべも知らなかったコアラは、その時代をただひたすら黙って耐え抜いたのです。彼らの可愛らしい姿の裏には、必死になって耐え忍ぶ力が隠されていたのでした。
~ティンカンベイのイルカ「ミスティーク」のメッセージ~
私たちは人を愛し、平和を大切にしています。
ここに毎日のようにやってくるのは、
あなたたちから餌をもらうためではありません。
私たちがどれほど、人を愛し大切にしているかを知らせに来ているのです。
一緒に十分時を過ごして、愛を受け取ってください。
人が動物と人をわけへだてなく、共存することを、
私も仲間のものたちも願っています。
それが私の仲間から伝えられたものであり、
今、私がその責任者として、その役割を果たしています。
多くの人々が、ここへやってきて私と時間を共にして、
そして幸せな時を過ごせるよう、心から願っています。
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ミスティークは、ティンカンベイで人と交流を行なっている3代目の野生イルカです。彼は、母イルカの「スカリー」に連れられて、ティンカンベイの人々との交流をはじめました。
ミスティークはティンカンベイの人々を信頼しており、サメとの戦いで怪我をしたときも、ティンカンベイへと避難し傷の処置と10日間の介護を受けました。その後、自分でハンティングができるようになると、みんなに感謝して野生へと戻って行き、今では自分の子供「ハーモニー」やパートナーの「パッチ」も浜に訪れています。
ミスティークは、朝になると浜にやってきて、訪れた人の手から魚を食べ、そして、テリトリーとしているティンカンベイのパトロールに出かけます。それはまるで、親しいご近所さんに挨拶にくるような、心温まる交流です。彼は餌がほしいのではなく、人々に愛を与えるために来ているのです。
彼と向き合った時、口と頭部のチャクラから、素晴らしいピンクの愛のエネルギーを感じました。
【ティンカンベイの野生のイルカ経緯・T&H Therapeutic Healing - Alchemist Australia Branch -
】
このナクル湖でもっとも大きな動物として、我々は大きな誇りを持っている。
例え、どんなにたくさんの人間がここにやって来ても、
本来の住人であり、ここを守るのは自分たちであるという自信が我々にはある。
人間がここを守っているのではなく、
我ら誇り高き、ライノセロスが守っていることを人間は理解すべきである。
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こう語ったのは、ナクル湖国立公園のシロサイです。
静かに降り始める雨の中、彼らはゆっくりと草を食んでいました。槍のように長く、鋭くとがった角は、まるで彼らの誇りそのものです。
動物園のサイの角は、危険を避けるために、削られて丸くなっています。しかし、野生のサイの立派な角の大きさや長さには、改めて驚かされます。
彼らの深い意識は、さらにこう語りました。
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我々のオーラは、数十メーターにわたって広がり、ありとあらゆることを敏感に感じ取っている。我々の角がアンテナのようになって、すべてを見ているのだ。
人間がそれを知ることができれば、自分たちと同じように髪の毛が頭を保護するだけでなく、最も優秀なアンテナであることに気づくだろう。
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ご存知のように、サイの角は、毛や皮膚の角質化したものからできていて、同じ角でも、骨性の芯(しん)のある牛の角とはまったく別のものです。サイは近眼であるため、まわりが良く見えていないと言われますが、エネルギー的に見ればそのようなことは無く、角をアンテナにして周囲を感じ取っているのです。
ゾウたちの圧倒的な偉大な存在感を前にすると、ただただ謙虚に祈るような気持ちになりました。
しかし、巨大なゾウの背には、可愛らしい小鳥たちがまったく恐れも警戒心も無く遊んでいました。彼らはまさに「共存」ということを、その身を持って示してくれていたのです。
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大切なことは一つです。
それは我々が地球上にすむ生命体として、共に協力し合い、
そして認め合うということが最も大切なことです。
この地球はすべてのあらゆる生命体が、
多様な生命体が生きていることによって、実際に運営されているのです。
ですから、どのような生命体も一つたりともかけてはならないものなのです。
私たちは、この陸上で最も大きな生命体として生きておりますが、
私たちは蟻一匹であっても、小さな生命体であっても、
無理に殺すことも無駄に殺すことも
それを傷つけることも、一切ありません。
あなたたちもそのようにすべきです。
あなたたちも、この生命を守る為にいきるべきです。
私の周りに小さな小鳥たちがいます。
しかし、小鳥たちは知っているのです。
私が決して踏みつけないこと、
決して自分たちを傷つけないことを
小鳥たちはよく知っているのです。
お互いにそのようにいかなる者であっても傷つけないこと、
生命を守り合うこと、助け合うということが大切だと、多くの方に伝えてください。
二十数年ぶりに訪れたアフリカ・ケニアの変わりように、私はショックを受けながらも、私にできることをしようと、アンボセリを訪れて二日目の朝、いただいたメッセージの通りにキリマンジャロにエネルギーを送りました。
すると、3頭のゾウたちが、私に素晴らしいメッセージを伝えてくれたのでした。
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我々はゾウという形を取って以来、永遠にこの自然と共に生きてきました。
しかし、人間は、多くの変化を求めすぎてこの自然を壊し続けてきました。
私たちと同じように、自然と共に生き自然を守る生き方をするのならば、
人間はもっと正しく、そして高い存在になることができるはずです。
私たちは、変わらぬ人生、永遠に変わらぬ生き方を示しながら、
この自然と共に生きることをみなさんに示しているのです。
以前から、出版したいと願っていた
アニマルコミュニケーションの本が正式に出版する運びとなりました。
出版予定は7月から8月になる予定ですが、
今30年にわたって行ってきたアニマルコミュニケーションを
1冊の本にまとめることは感慨深いものがあります。
動物の診療をする上で、やさしい治療を目指した私は、
試行錯誤の結果、エネルギーを使った動物の治療と、
動物と話しをするという方法で、多くの動物を癒してきました。
これまでの様々なエピソードを文章で書き表そうとすると、
いかに多くの動物たちが協力してくれ、
そして様々な教えを与えてくれていたかと、
彼らへの感謝の気持ちでいっぱいになります。
その時々にいただいた、神聖な存在のメッセージ基づいて話を進めていき
また事例もたくさん載せていきたいと思っています。
アニマルコミュニケーションのバイブルとなるよう、今まとめのために追い上げ中です。
どうぞ、期待してください!
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