盛岡でのカレッジにおいては様々なメッセージを受け取っております。今回は盛岡地方裁判所の前で巨大な花崗岩と共に生きる「石割桜」という、桜さんと石さんのメッセージをお伝えしたいと思います。
石割桜
石割桜さんは直径約1.35m、樹齢360年を越える桜です。1923年には国の天然記念物に指定されました。盛岡の観光名所のひとつで、春の訪れを告げる桜として、多くの人々に親しまれています。この桜さんと石さんに出会った時、「石割」という名前に私は違和感を持ちました。そして、桜さんと石さんの深い意識にアクセスしたとき、彼らの真実の姿が見えてきたのです。彼らのやさしくも美しいオーラが見せてくれたのは、今まで誰も知ることのなかった石たちの愛の物語とそれを守ろうとした純粋な桜の心でした。
石割桜のオーラ
遠い昔、石割桜さんの根元にある巨石は、もともと魂的には夫婦石でした。大きな一つの石でありながら、右側が男性、左が女性の石の意識を持っており、夫婦石として存在していたのです。そして、夫婦は互いが強いきずなで結ばれていました。しかし、時がたつにつれて次第に石は風化し、中に亀裂が生じ始めてしまいました。さらにその後、石は落雷を受けて大きな割れ目ができてしまいます。石たちは「離れたくない」とお互いを求めていました。ところが、左側の石は割れ目によって風化が早まり、そのまま右の石から離れてしまいそうでした。
その時、「互いを失いたくない」という石たちの思いに応えたのが、エドヒガンザクラの小さな種でした。やがて、小さな種は芽を出し、若木となり、石にできた亀裂を癒していきました。力強く成長した桜の根と幹は、互いの石をしっかりと繋ぎとめていきました。
力強く成長した桜の根と幹は、現在も互いの石をしっかりと繋ぎとめています。さくらさんは一生をかけて、石の夫婦の切なる願いをつなぎとめているのです。
ですから、石割桜は石割ではなく、石をつなぐ「つなぎ桜」なのです。石たちの愛とそれをつなげるさくらさんの愛、3つの魂が呼応してあのような素晴らしい姿を表しているのです。
2012年8月 | ||||||
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