経済状況の悪化が進む昨今、多くの方々が仕事や将来の経済状況に不安を抱いて、私のもとへやってきます。
多くの方は真面目に働き、仕事を継続されているのですが、その方々の最も大きな相談内容は、「このままでよいのか、自分にはもっと別の道があるのではないか」というものです。
仕事は生活をする上での大切な収入源ですので、夢だけを語ってはいられないという意見と、とにかくもっと豊かになりたいという気持ちを良く聞きます。自分の望む仕事を見つけるためにはどうしたら良いか、もっと豊かになるためには、条件の良いところを見つけるにはどうしたら良いかという相談が次々と私に寄せられ、私はその度にその方の質問に丁寧に答えています。
しかし、望んだ仕事を見つけることも、豊かになりたいということも、実はすべて同じことだと知っている人はあまり多くはありません。一見違うような内容であっても、実はその人は仕事という体験を通して、成功を収めたい、望む人生を実現したいということなのです。
私は、その時に、クライアントにこのような質問をします。
「今あなたは、お腹がすいていますか?もし、お腹がすいていなければ、何を食べたいかわかりませんから、私は答えようがありません。あなたがもし、『お腹がすいています。そして、私は和食が食べたい、それもお蕎麦が食べたい』というのなら、私は何処においしいソバ屋さんがあるか、値段はいくらか、と明確にお伝えすることができます」
驚くことに、いざ質問されると、自分が本当に何をしたいのかわからない方がほとんどなのです。「どちらの道を選んだらよいのか迷っているから、教えてほしい」という、選択肢さえ考えていない人がほとんどなのです。
お腹がすいているかも、何を食べたらよいかもわからないというような人があまりにも多く、私は明確なアドバイスをしたいのですが、それができずに困ってしまうのです。
自分の仕事や人生で成し遂げたいことを、十分考えリサーチした後で、答えや選択を求めるならば、その人のエネルギーの流れを確実に読み取って、私は間違いない方向を伝えることができると考えています。
自分の人生を、全く見ず知らずのものに、「全部教えてください」、「楽になるよう、楽に生きられるよう、何も考えずにすむようにしてください」と、望む方にアドバイスを与えても、結局自分で決意して行うという力がなければ、何にもならないのです。
あなたの人生はあなたのものであり、誰にも任せることのできない貴重なものです。
成功するかしないかは、あなたがどれだけ自分の人生を愛し、自分自身を大切にするかにかかっているのです。自分を大切に思っている者は、愚かな人生を送ることなど、耐えられないはずです。
人生はその意味では、成功するかしないかのすべてが、自分を心から愛することにかかっています。「愛する者=愛しい自分」に成功の道を歩ませてあげたいという愛情そのものの行為が、人生を成功に導くのです。
私は、毎日のように色々な相談を受けます。
私のもとへいらっしゃる方は様々な問題に直面し、悩みを打ち明けてくれます。私はその度に、その方の過去世の流れと、星と宇宙のメッセージが表れる「ユニバーサル・ホロスコープ」に基づいてアドバイスをするのですが、それらを通して今世の計画に気づいた方は、目の前の悩みの霧が晴れて、間違いなく自分の進むべき道に気づくことができます。
多くの方が、今世の計画に気づいた時、自分の真の姿に目覚め、成功の道を歩み始めるのです。
近視眼的な目先のものにだけとらわれる生き方は、どうしても本当に進むべき方向や道が見出せなくなってしまいます。
それはちょうど巨大な迷路の壁の前で、立ち止まっているのと同じであり、私はその方を高いところへ連れて行き、「あなたの人生の流れはこうなっていますよ」と教えてあげます。そうすると目の前に立ちはだかっている壁は、それほど大きなものではなく、むしろあなたが正しい方向へ進むように教えてくれるメッセージとしてとらえることができるのです。
私が一人でも多くの方が自分の過去世を知り、なおかつ今世の使命を知ってほしいと願うのは、そのような理由からです。
数年間という短いスパンではなく、せめて過去・現在・未来を包括した数百年という単位で自分の人生を見ることができるようになってほしいと願っています。そうすれば、あなたは間違いなく、自分の人生は成功の道につながっているということを体感できるのです。
今年もまた、夏の甲子園大会が始まりました。数十年前、私は沖縄でひたすら甲子園に出場することを夢見ていた野球少年でした。地方予選の準決勝で、私の学校は現在も甲子園に出ている興南高校と対戦し、惜しくも4対2で敗れ、私の高校の野球生活は終わりを告げました。その後、私はパイロットを目指し、航空大学の受験をしましたが失敗し、ようやく獣医科大学に入って獣医師となり、専門学校での仕事を経て、動物病院を開業し、現在へといたりました。
今から思うと、その当時の願いはほとんど叶わなかったように思います。獣医師になった当初の目的は、動物園で働くためであり、それも全て夢に終わってしまいました。当時、失敗の連続であった私は、「なぜ自分の夢は叶わないのか」、「目標が達成できないのか」と、ずいぶん悩んだものです。しかし、今振り返ってみると、すべてが望んだ様にならなかったのは、私にとっては有り難いことであったと思うのです。
人生の使命を知った今では、あの時の夢が実現しなかったのは、そのことによって、本来の道を歩めるよう、大いなる存在が「道しるべ」を作ってくれたのだと感じています。その場限りの目標や夢は、あなたの本当の目標、すなわち使命に対する思いを鈍らせてしまうことさえあるのです。
大切なことはただ一つ、あなたが今世の使命を見出そうとするならば、そしてその道を歩むならば、必要なものはすべて必要な時に与えられると知ることです。
私たちは人生を歩む上で、様々な出会いと別れを体験します。
多くの方は、誰かと一度知り合いになり、さらに友人になると、
いつまでも仲良くして、友人関係を続けなければならないと感じます。
しかし、それぞれの出会いがあるように、
新たな体験をするために、別れの時期もあるのです。
いつまでも、友情が続くということはもちろん素晴らしいことでありますが、
その人と別れることにより、新しい体験や出会いがあるのも事実なのです。
友人と上手く行かなくなるというのは、
単なる価値観の違いや感情のずれからくるだけではなく、
一旦、そこでお互いの別々の人生を歩んで、
新しい体験をしようとすることでもあるのです。
自分のありのままの気持ちを伝え、そしてそれが上手くいかないと感じたら、
それはお互いに別々の人生を歩むための出発点だと思ってください。
しかし、大切なのは、もし別れがあったとしても
例えそれがどのような別れであっても、
相手の方が幸せになることを願い続けることです。
それが、表面的な友情が消えたとしても
魂のつながり、すなわち「真の友情」が続くことになるのですから。
どうしたら、自分を認めたり、褒めたりできますか?
という質問に対する答え。
自分を認める、自分を褒めると言う事は、
自分の命を大切にすると言うと同意語です。
身体はそれぞれの細胞が自分の役割を果たすために専念し、
そして他の細胞と協力し合って、体が成り立っています。
考えてみてください。
あなたの身体は数十兆の細胞からできており、
それらの細胞のすべてが互いに認め合い、協力し合っているからこそ
あなたという存在ができているのです。
自分を認めること、自分を褒めると言う事は、
あなたのすべての細胞を認め、感謝すると言うことであり、
あなたはそれができなければ生きていくことが出来ないと思ってください。
あなたが自分を認め褒めれば褒めるほど、
数十兆の細胞が喜びにあふれ、
なおかつ光に輝いて人生を心から喜びに満たすことができるのです。
誰でも欠点や短所はあります。至らないところも多くあります。
しかし、その至らないところを責めるよりは、
自分を認める事ところをせめて1%でも良いから多くしてあげてください。
100%ではなく51%でよいのです。
あなたは自信をもって自分を認め、褒めてよいのです。
1%セントずつ、よいところを増やしていけば、
あなたはさらに自分を認め褒めることがたやすくできるようになります。
人が苦手です。どのようにしたら人間関係が上手く行くのでしょうか?
という質問に対しての答え。
私たちは幼い頃から他人と仲良くするように言われ続け、
仲良くできない事は悪いことであり、
誰とでも仲良くできる人は、素晴らしいことだと思い込んでいます。
しかし、それは本当でしょうか?
もし、あなたが過去世において大都会に住み、
常に多くの者と話し合わなければならない環境だったとしたら
仲良くすることが生き延びる大きな手段となり、
それを今世も大切にするようになります。
生きる手段として表面的に浅く広く付き合いながら
自分の人生を上手く生きようと考えるのです。
反対に、もし、あなたが小さな部落や単独生活の体験をしていたら、
人と仲良くするよりはむしろ、人を避けたりする生き方が強く残っています。
そのため、自分が心を許す者以外の不特定多数の人と付き合う事は
苦手になり、自分の身を守るために仕方なく行うようになるのです。
誰とでも仲良くなれるという考え方は、
過去世やその者の持つ魂の特質から言えば、
必ずしも素晴らしいことであったり、理想とすべきものではありません。
人は一人では生きられません。
例えどんなに人が苦手でも、
その人は自分を愛し、認めてくれる人が必要なのです。
同じように多くの人と浅く広く付き合える人でも、
心に深く寄り添う大切な人が必要なのです。
あなたにとって大切な人が一人か二人いれば
あなたの愛情は十分に満たされるのです。
もし、あなたが人が苦手だと感じるのなら、このように思ってください。
「私は特定の人と深く付き合うことを望んでいるのだ。
多くの人と付き合う事は必ずしも必要ではない」と。
あなたが自分の性格や行動パターンがそのようにしてわかれば、
あなたは人が苦手だと言うことが
それほど大きな問題ではないことがわかります。
自分の好きな人と、深く理解し合い、
認め合うことが、一番大切なのだと思ってください。
どうしたら、インナーチャイルドを癒すことができますか?という質問に対して・・・
私は昔、インナーチャイルドと話しをすることができずに悩んだことがありました。
そして決意してインナーチャイルドと話しをするためには、何でもしようと心に決めました。
「あなたと話がしたい。どうかあなたの気持ちを聞かせてほしい」と言って、
私は自分の心の内に目を向けて、強く願い続けました。
ようやく見えた私の小さなインナーチャイルドは、涙を目にいっぱい浮かべて
私が彼をないがしろにしていることや、冷たくあしらったことを訴えてきました。
思い返せばまったくその通りで、
その頃の私は、自分の欲求や願いなどをすべて余計なことだと拒否して、
ただひたすらストイックにスピリチュアルな道を歩んできました。
私は、ありのままの自分を心から嫌い、理想の自分を求め続けていたのです。
その結果、私は自分に対しても、人に対しても心の冷たい者になり、
嫌味な男になっていたと思います。
私は、泣き続けるインナーチャイルドに心から謝り、
「どうしたらよいか教えてほしい」とたずね続けました。
するとインナーチャイルドは重い口をようやく開いて、
「心はすぐに変えられるけど、身体は中々変えられない」と言って、
急に菜食主義者になった私に注意を促してくれたのです。
確かに私は、お肉はそれほど望んでいませんでしたが、
好きな魚介類を断つことは苦痛でした。
インナーチャイルドは、小さな手で
「このぐらいの小さなエビでいいから食べたい」と遠慮がちに言いました。
その後、私は喜んで小エビかき揚げ天ぷらを約束どおり食べました。
その時、心が温かいもので満たされ、涙があふれてとまりませんでした。
私はうれしくてたまらず、インナーチャイルドにただただお礼を言い続けました。
その時から私の表面的な意識と内なる心は、争うことなく一致して、
私は今まで悩まされ続けた「二心」から解放されたのです。
あなたの内なる心であるインナーチャイルドは、あなたと話したがっています。
どうか自分の心に手を当てて、話を聞いてあげてください。
そうすれば、あなたのインナーチャイルドは癒されます。
どのようにしたら健康を得られますか?という質問に対して・・・
どんなに肉体が強靭であっても精神が病んでしまえば健康とはいえません。
同じようにどんなに精神力や意思が強くても、
肉体が弱ければそれも健康とは言えません。
健康とは、肉体と精神のバランスが最も良く取れた状態をいい、
人生を歩む上でバランスの取れた健康は必要不可欠なものであります。
そのためには、自分の人生の目標をしっかりと定め、
その目標に向かうことが大切なこととなります。
目標を達成するためには、その目標に向かうまで体が健康であり、
精神が強くなければ進めないからです。
もし、あなたが肉体的な病気に悩まされているのなら
その原因は何なのかを良く知った上で、
専門の医者や民間療法家まかせる事も一つです。
そうでなければ、できればなぜそのような病気になったのか
どうすればよいのか、あなたの内在する神に祈り、
導きを求めることをお勧めします。
身体は目標を達成するための、たとえて言うならば車であり
あなたの意識はドライバーです。
体が目的に向かう手段であり、
精神は目標に向かうナビゲーターのようなものです。
私は何度も病気で悩んでいる方の内なる声を聞き
それを伝えて病気で悩んでいる方を癒したことがあります。
涙を流してその方は、
「その通りだと思います。そうすればよかったとわかっていました」と言って
自分を愛し、許し、認めることで肉体の病気が癒され、
同時に心も癒されていきました。
必ずすべての物事に原因があり、また原因がわかれば解決もあるのです。
あきらめずに、どんな状態でも自分を愛し認め、そして励ましてあげてください。
必ず良い結果があらわれます。
「もうこれ以上できない」という限界を超えると
人はひとまわり成長すると言いますが、
人はそうやって少しずつ成長していくものなのでしょうか?
という質問に対して・・・
私もこれまで何度か、「これ以上無理だ」と思う体験をしたことがあります。
「もうこれ以上できない。無理だ」と考えて、やめようとしたことがあります。
私はそのような時に素直に天に向かって
「私はできません。無理です」と話しました。
そのことによって、できないことを終わりにしたかったのです。
けれども神聖な存在の声は、私の予想を裏切って
「お前にはできることだからさせている。
お前の限界は夜空に輝く星のようなものであり
お前はそれを成し遂げるようになっている」
と伝えてくれました。
自分の限界を決めたことは大きな間違いであったことを何度も教えられたのです。
「限界は夜空の彼方にある星のようなものである。
行けども、行けども、その星に近づくことはほとんど不可能であり
一つの彼方に近づけば、またその彼方に新たな星が続いている。
すべての者も同じように限界などありえない」
私はその神聖な存在からの言葉を信じることにしました。
限界だと感じた時には夜空の星を見つめ、
「必ずできる」と心の中で何度も繰り返し唱えてきました。
あなたにもお伝えします。限界を超えることなど、できないのです。
一つ一つのもの事を着実に行っていけば、人は必ず間違いなく成長します。
限界を超えるのではなく、限界はないのだという思いで
これからも自分を信じて進んでください。
これが一番成長する道であり、大いなる存在からの導きなのです。
どうしたらもっと自分自身を好きになれますか?
という質問に対して。
大いなる存在にとってすべては宝であり、愛しいものです。
考えてみてください。
全ての生命を愛する者が
一つを大切にして、もう一つをないがしろにするでしょうか?
皆、大切な存在なのです。
あなたも大切な存在として価値ある者として、
この世に生まれてきたのです。
自分を愛することが、神聖な存在に進むための大切な一歩なのです。
あなた自身を愛してください。
あなたの好きなところを一つ認めてあげてください。
そうすれば、大いなる存在は百のあなたの素晴らしさを教えてくれます。
2017年5月 | ||||||
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