−生きるうえで大切なことー 365日のメッセージ 私たちにとって最も重要な「生きる意味」や「自分自身の今世の使命」。その答えとなる神聖で素晴らしいメッセージがいつも私のもとに届いています。 メッセンジャーとして、リアルタイムに皆様にお伝えしています。

第19回 人生の計画はいつ、どのように行われるのか2

 今回は、具体的のどのように計画書の見直しがされるのか、また計画書を作成するのかお伝えしたいと思います。
 まず、計画書の見直しは計画書全般に渡って行われるため、その確認は膨大な計画書を見直すことからはじまり、ほとんど一人一人のソウルメイトは、確認のために忙しくしなければばらないという状況になるのであります。
 私はインドの前の英国、ならびにその前のアメリカ、ブラジル、ポリネシアと順次それまでに作り上げてきた二百数十枚以上に渡る空間に浮かぶ映像的な計画書を見直しながら、もっとも新しいインドにおける計画書、ならびに達成率を比較、検討しながら、来世における計画書を一つ一つ、年代を追って計画を進めていくのであります。
 特に重要なことは、ある程度、それまでの過去世における体験から来世における寿命の年数をあらかた決めていき、それに基づいてたとえば私ならば、生まれる時の環境、幼年期、少年期、成人期、老年期といった区分の仕方で自分が達成するための目的にあわせて様々なエピソードや出来事、ある時は病気や事故なども含めて、自分が来世において体験し、それを乗り越え、成長するという計画書を作っていくのであります。
 当然その時に重要なことは、それまでの自分の体験のみならず、シェアリングソウルメイトの体験、ならびに様々なプログラムを自分の計画案に取り入れることであり、自分ひとりだけの計画案でも大変なことですが、私は6人のソウルメイトのそれまでの体験に基づいた情報を自分の計画案に取り入れて、まるでこれ以上完璧なものはないというくらいの精妙、かつ微妙な内容まで組み込まれた計画案を作り上げていくのでした。
 その計画案を作り上げていく頃には、地球時間でいうならば、すでに三、四十年はゆうに超えており、中間世における計画に要する年数は、ほぼ四、五十年の間となっていますので、その後もやはり、来世における経験をするための漏れがないかどうかを確認するのに時間を要するのであります。
 私にとってインドの人生を終え、中間世に戻った時に忘れられない出来事が一つあります。それは、私がほぼ今世における計画案を作り上げ、最後の7人目のソウルメイトを待っているときのことでした。
ソウルメイトが戻ってくる頃になると、中間世の部屋は雰囲気が変わり、浮き浮きした気持ちと、戻ってきたソウルメイトがどのような経験をしたのだろうかという興味に満ちた思いで迎えるのであります。
 しかし実際には霊体としては表情にでることはなく、ほとんど整然と出迎えの儀式が行われるのでありますが、最後に戻ってきたソウルメイトは、第二次世界大戦でナチスの捕虜収容所に入れられ、ガス室に送り込まれて、恐怖とパニック症状を強く持っていたため、本来ならばすでに中間世に戻っていなければならなかったのですが、そのソウルメイトは強い憎しみと悲しみをもってアウシュビッツの近くの森に隠れ続けていたということでした。
 さすがにあまりのひどい経験と状況のため、ソウルメイトは皆、一斉に本人を取り囲み、エネルギーを分け合い、その霊体を助けようとしたのでしたが、あまりにもユダヤ人の女性として苦しい経験をしてしまったため、ドイツ人の経験をしたソウルメイトが近づくことを決して許さないのでした。
 当然、ドイツ人のソウルメイトは1800年代後半に亡くなっており、第二次世界大戦におけるドイツ軍のユダヤ人に対する残虐な行為はまったく関知しておらず、責任はないのですが、ユダヤ人の経験をしたソウルメイトは、霊体の膜が破れるほど怒りと悲しみを表し、最も重要な情報の交換が行われなくなってしまうのでした。
 中間世における原則は、ソウルメイトすべてが平等に経験や情報をすべて分け合い、共有することですから、このままではソウルメイト7人全員が地球に旅立つことができなくなってしまうため、とうとう私たちは私たちを導き、守り続ける高貴な霊であるガイドに助けを求めるのでした。
 多くの中間世における部屋では、完全に愛情が満たされたり、許しがおこなわれたりすることはほとんどなく、中間世におけるそれぞれの位置する魂のステージによっても違いはありますが、むしろ完全に納得して次の人生に旅立つということは珍しく、私の中間世の部屋では、このままいけば私たちの中にドイツ人に対する強い憎しみと、心に強い憎しみの波動を受けたままになったしまうため、高貴な霊のガイドによってソウルメイト全員が集まり、あらためてそれまでにおける経験とプログラムを見直し、さらに計画書に基づいた話し合いが行われるのでした。
 皆さんもご存じの通り、ナチスドイツによるユダヤ人の大量虐殺は多くのユダヤ人に耐えがたいほどの苦しみと悲しみを与えたのでしたが、私たちの中間世の部屋でも、体験して帰ってきたばかりのソウルメイトを取り囲みながら、そのソウルメイトが感じた苦しみを共に共有するのでした。
 通常は先ほどもお伝えしたとおり、体験を共有する場合、霊体ですから具体的な悲しみや苦しみといった感情は肉体を取り戻してからはじめて感覚的に味わうのですが、その時はすべてのソウルメイトがまるで、霊体の膜が引き裂かれるような状態になり、まるで刻印のように霊体の膜のいくつかに傷がつくのでした。
 ドイツ人であったソウルメイトは意を決したように、ユダヤ人の体験をしたソウルメイトの近くにさらに寄り、我々よりも何倍の苦痛の刻印を自分の霊体の膜につけ、苦しみを引き受けるのでした。
 その間、高貴な霊であるガイドは、一切、口出しせず、我々の行動を見守っていてくれたのでしたが、ドイツ人であったソウルメイトの勇敢な行為により、中間世のソウルメイトたちが充分に一致したことを見届けて、中間世の部屋から出ていくのでした。
 そのドイツ人であったソウルメイトは、次の人生における計画書を練り直して、自分が最初に計画したよりもさらに辛い刻印、すなわち多くの病気と苦難を受け入れて、償いを代わりにしようとするのでした。
 すべての計画が執り行われると、最初に中間世に戻ったソウルメイトから順次、ソウルメイトの部屋から出ていき、最初に辛い刻印を身につけた元ドイツ人がアフリカの女性として旅立ち、アルゼンチン男性であったソウルメイトはインドへの道を選び、私は1950年9月5日、日本に生まれるために旅立つのでした。
 私にとってはドイツ人であったソウルメイトの愛と勇気のある行動に心から感謝し、常に心の奥底に気がかりとなっていたのでしたが、昨年、偶然にもその時のソウルメイトがアフリカ人の女性として生まれ、内戦の中で両親が殺されさらに自分は襲ってきたゲリラの兵士に暴行され、その後、生まれた子供はやはり別のゲリラに地面に叩きつけられて殺されたことを知るのでした。
 その女性はもう少しで中間世に戻ってきますが、私としては再び出会ったなら、そのソウルメイトに対して、心からの感謝と勇気を讃えたいと思っております。
 実際に私の体験に基づく中間世における計画書の作成やその方法についてお話しましたが、皆さん一人一人にも同じような形で中間世において人生の計画書が作られているのであり、私達一人一人の人生における使命は中間世で作られた計画書に基づいて行われるということであります。
 次回はそれらが実際にどのように実行されるかについてお伝えします。

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■知代子

なんと素晴らしいお話をありがとうございました。
以前先生のお話を「ムー」マガジンで読んだことがありましたが、また巡り合いました。

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