はじめてサイババからインタビューを受けて、私は興奮し、その夜は眠れないほどでしたが、さらにサイババは様々な祝福を私に送ってくださり、自分の人生をどう歩むべきか、という命題に対して答えを出すよう導いてくださったのです。
確かに目の前でビブティー(聖灰)やバラの花を物質化してもらった時は、心から喜びを感じたのですが、その後、何度もサイババのもとへと訪れるようになると、次第に思いはサイババと自分の関係や、サイババは自分をどのように思っていてくれるのか、という気持が強まっていくのでした。
毎年のようにサイババのもとへ訪れることが恒例となった私ですが、ある時、自分があまり好きになれず、自信を無くしてしまったことがありました。サイババのもとへ行きたいのはやまやまだが、こんな無様な自分を見たらサイババは何と思うだろう、と考えると、「私はあなたに会いたいのですが、今回は行けそうにありません」と、心の中でサイババに思いを伝えました。
それまで何度か心の中にサイババの思いを感じて、感謝することのあった私でしたが、その時は、私の心の中にはっきりとサイババの声が聞こえて、こう言われまた。
『父親のもとへ訪ねる時に、息子はタキシードを着て行きますか?りっぱな服装をしていなければ、父親は息子に会わないと思いますか?覚えておきなさい。最も息子が辛く、悲しい時にこそ、父親は息子を助けるために待っているのだ』と。
私はそのサイババの言葉を感じて涙を流し続けました。さらに、サイババは私の心の中にこう伝えました。
『私のもとへ来る時は、どんな状態でもかまわない。お前が心に苦しみを持っているのなら、心を満たしてやり、貧しいなら、全部古い服を脱がせて、最もすばらしい服を着せて帰すようにするのが私の喜びなのだ』と。
私はその言葉を聞いて、サイババのもとへ行くこと決心しました。
二度目のインタビューをしてくださったサイババは、私の目を見つめてこう言われました。
『 I know you. All.(お前の全てを私は知っている)』
私はサイババの目を見ながら、今世の私だけでなく過去世にいたるまで、私のことを知っていると確信したのでした。
多くの愛と祝福を受けた私は、サイババの熱心な教えにより、人は自分を愛することがどれほど大切で、自分の神聖さに気づくことが大きなポイントなのだとわかるようになったのでした。
その後、私はさらにサイババからのメッセージをたくさん受けることができるようになり、間違いなく私はサイババから愛されており、神聖な親と子の関係であることを確信するようになるのでした。
それは、ある時、私はサイババに図々しくも、「あなたの愛をさらに知るために、何か証拠に残るものをください」と、頼んだことがあります。必ずサイババは約束を果たしてくれるであろうと期待しながらインドに向かったのですが、その時は結局、インタビューに呼ばれることもなく、全く何の祝福も無いかのような状態で帰国しました。
熱心に祈っておりましたので、寂しい思いで帰国した私は、帰宅すると、台所にあるテーブルの上に四つ折りにされた紙切れを見つけました。それを何気なく手に取り、開いてみると、そこには私が一番欲しかったサイババの思いや言葉が書いてあったのです。
驚いて家族にその紙のことを聞いてみても、知らないという答えであり、私は紙に書かれた内容を見ながら、間違いなくサイババが祈りに答えてくださったと感じ、心から感謝するのでした。
サイババからの言葉をそのままこのブログを読まれている方にお伝えします。それは、この中に書かれている言葉は、私だけでなく、全ての人々に対するサイババの思いであると思うからです。
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あなたが何処に行こうとも義務であると思うことをしなさい。そして何処に行こうとも私は確かにあなたの内にいて、あなたの歩む一歩一歩を導いているのだということを知っていなさい。
来るべき時期に、あなたは様々な姿で顕現する私を体験することになるでしょう。あなたは私のものであり、私自身よりも愛しいものです。瞼が目を守るように、私はあなたを守ります。私は決してあなたから離れることはなく、あなたも決して私から離れることはできません。
この観点から見て、何ものも切望してはなりません。ゆらぐことのない愛を持ち、全てのものを神と見ながら、あなたの義務を行いなさい。辛抱していなさい。時が来れば、全てあなたに与えられるでしょう。幸せでいなさい。何事に対しても、心配する必要はありません。あなたが何を体験しようとも、どんなことが起きようとも、それはこのアヴァターが意志したからであることを知っていなさい。
このアヴァターが来たからには、この地球上にその使命を一瞬たりとも遅らせることのできる力は存在しません。あなたたちは皆、神聖な魂たちであり、近づきつつある黄金の新時代に、その繰り広げられるドラマの中で、それぞれの役割を演じることになるのです。
サティア・サイババ
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私は全ての者が神聖な存在であることを、このようなサイババの教えによって知ることができました。当然、この世に生きる意味も、どこに行くかも知ることが出来たのでしたが、次回はそのことについてお伝えしたいと思います。
2012年8月 | ||||||
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