前回は、時分が嫌いになってしまう状況をいくつかお話しましたが、今回は、どのようにしたら自分を好きになれ るかをお伝えしたいと思います。
1.自分を責めないこと
私達は皆、不完全な者であり、完全な人などどこにもおりません。しかし、私達は、不完全な父、母、兄弟、友人、会社の人から言われたことがいつまでも心に残り、心を傷つけてしまうのです。
大切なことは、私達は皆、不完全であるということに気づく必要があるのです。
確かに言われたことはある程度正しいかもしれません。しかし、100%正しいとは言えないということにも着目しなければなりません。
不完全な者が不完全な者を責めるということが一番問題なのです。私は敬愛するインドの聖者サイババは「争いの原因は、互いに自分が正しいと主張することにある」と言っています。私もその通りだと思います。
もし、自分が間違っていたと考えるなら、素直に謝ればいいのです。それだけでいいのです。さらに、そのことをいつまでも心に留めて、自分を責める必要はないのです。
そして、今度は間違わないようにしようと考え、まず、自分を許すことです。
2.他人と比較しないこと
同じ事をやってもうまくいく人といかない人がいる。このような体験を誰もがもっていることと思います。
特に好きな事や大切にしている事がうまくいけば、人は幸せになりますが、うまくいかなければ、落ち込んでしまい、自分を否定するようになってしまいます。
どうして他の人はうまくいくのに、自分はうまくいかないのか?と私達は悩み続けます。
「あなたはこれまで全てのことがうまくいかなかったのでしょうか?」
「一度もうまくいったことはなかったのですか?」
多くの人がこの質問に対して、
「そうではないけれども、あの人のようにうまくいったことはなかった」
と答える人もいます。
他人と比較する人生は、せっかく自分が築き上げた大切な庭を、隣の庭を見て比較し、自分の庭をまるで価値の無いかのように思い、世話を止めてしまう人と似ています。せっかく様々な花が咲き、楽しもうとしていたにもかかわらず、手入れを止めて、雑草が生えるにまかせてしまう人と同じになってしまうのです。
1つ、1つの花が生きているのと同じように、あなたの心は生きているのです。
他人の庭と比較する限り、あなたは自分の庭を悔しい思いを持ちながら、立派なものにしようとするかもしれません。あるいは、諦めて、手入れを止めてしまうかもしれません。
残念ながら、どちらもあなたの庭はあなたらしくないので、どんなに頑張っても楽しめず、幸福から離れてしまうのです。
大切なことは、あなたの庭の花(心)に「すてきだね。美しいね」と呼びかけて、大切にすることなのです。そうすれば、自分の庭を愛し、相手の庭の花も誉めることができる者になれるのです。
他人と比較しない事、あなたの人生に花を咲かせる為に必要なことなのです。
3.どんなことがあっても自分を信じ、諦めないこと
たとえば、あなたが愛する人が川で溺れていたら、あなたはどんなことをしてでも助けたいと思うはずです。しかし、よく知らない人や、あるいは、あなたがあまり好きではない人であったなら、たぶんあなたは命をかけて助けようとは思わないかもしれません。
これは、他人だけではなく、実は自分自身にも言えることなのです。あまり自分が好きではない人は、辛いことが少しでもあると、すぐに諦め、投げやりになってしまうのです。
それは、自分が溺れていても、見て見ぬ振りさえしてしまうようになってしまうのです。
覚えていて下さい。そのようにしてしまったら、あなたは一生、そのことを悔やむようになってしまいます。
なぜ、助けなかったのか?どうしてあのような態度をとってしまったのか?と。
あなたの大切な人生です。決して悔やまないためにも、あなたは決心する必要があります。どんなに失敗しても、へまをしても、諦めないということを。
人は不完全ですから、そのように決めても、また再び、同じ過ちを繰り返すかもしれません。しかし、それでも止めないこと、諦めないことです。そのことを心に決めてけるならば、必ずあなたはどんな時も自分を守り、助けることができます。
そのためにも、まずは続けることです。どんなに辛くても、惨めでも決して投げ出さないで、自分を信じて続けることです。
ベストでなくてもいい、諦めないで続けてください。その時、あなたは自分が人生の勝利者になっていることを知るのです。そして、「自分が好きだ」と言えるようになれるのです。
以上、3つのことを大切に守っていくならば、あなたは望んだ通りの自分になれることをお約束します。
2012年8月 | ||||||
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高江洲先生、アルケミストの皆様、いつも大変お世話になっています。
昨日、職場でつらいことがありました。
すがるようにこのHPで先生のブログを拝見し、泣きました。
改めて素晴らしいメッセージであることに気がつきました。
一つ、質問させてください。
私は、自分に非があるというときほど、素直に謝ることができず相手の悪いところを探して言い訳してしまい、関係がぎくしゃくしてしまいます。むしろ自分に非がないときのほうが「本当は自分のせいではない」と思い、誤らなければならない状態でもそれほどつらくないのです。
これをどのように克服していけばいいのでしょうか?
お忙しい中、誠に恐縮ですが教えて頂ければ嬉しいです。