なぜ、私たちは自分自身を高めようとするのでしょうか?
なぜ、能力や技術を発揮することを望むのでしょうか?
それはただ一つ、あなた自身の空間を所有したいからです。能力を発揮し、それだけの空間・時空を所有する者は、おのずと同じような存在を助けるようになります。
技術や能力を「つける」ことと、「発揮する」ことは違います。
技術をつけること、能力をつけると、「ますます自分は人とは違う。何も能力のない者とは私は違うのだ。多くの者からもっとすごいと言われたい」という、差別の心が生まれるのです。
私たちに必要なのは何かを足していくのではありません。本来の自分を発揮するために、自分を純粋化していくこと、様々な不純物を取り除くことが必要なのです。
ハートの中の小さな子供は、愛情を必要としています。
何よりも、あなた自身の愛情を必要としています。
優しく抱きしめてあげてください。
小さな頃のあなたの気持ちを大事にしてあげてください。
その度にあなたは、心深い部分が光になって癒されます。
小さな子供は、わくわくしながら未来を想像します。
小さな子供は、将来にとても興味があります。
小さな頃のあなたに、「今のあなた」を伝えてあげましょう。
現在のあなたに至るまで、どんなことがあったのか、どんなことを体験してきたのか……。
「こんなことがあったよ」、「いろんな経験をしたよ」
「うれしいことも、悲しいことも、いろんな経験をして、今の私になったよ」
今に至るまでのあなたの人生を伝えた時、
小さな頃のあなたはどんな表情で答えてくれるでしょうか?
時を超えて、小さな頃のあなたに聞いてください。
「あなたは、どうしてほしかった?」と……。
「あなたが伝えたかったことは何?あなたの思いを教えてほしい」と……。
小さな頃に残ってしまった心のわだかまりや解決できない思いは、大人になっても残り続けます。しかし、インナーチャイルドの意識とつながることで、大人になったあなたが、小さな頃のあなたの心を癒してあげることができるのです。
小さな子供は、言葉で自分の思いを上手く表すことができません。このようにしたい、このような思いだと伝えようとしても、小さなあなたは、なかなかその思いを口に出すことはできなかったはずです。
インナーチャイルとの出会いは、小さな頃のあなたとの出会いです。あなたがインナーチャイルドと触れ合い、対話したことは、時を超えてあなたの心の中にしっかりと残るのです。
これからさらに世界が開かれていきます。
常識が外れ、枠が外れていくと自由になります。
自由性を持った者、広がりをもった者は、どんな状態でも幸せになれます。
鏡ではなく神を見なさい。
そこにあなたの純粋な美しさがあらわれて、あなたは神に近づき
そして、あなたのもっている美しさが最も引き出されるのです。
鏡というのは外面的な自分を映し出しているだけであり、本当の自分ではない虚像にしか過ぎません。しかし、神を見るならば自分の本当の姿を見ることができ、自分の美しさや能力や才能を知ることができます。
全ての人と仲良くなることは不可能です。また、すべての人を嫌いになることも不可能です。
過去の人生において様々な体験をしたあなたは方は、それぞれが今世の目的に応じて仲良くなり、あるいはお互いに敵対心を持つことや、拒否し合うこともありうるのです。
しかし、それは過去に基づいて行われる経験をしているということです。今世の人間関係における辛い体験は、過去世でのカルマを解消するための体験です。
その方を嫌いになるのではなく、そのような状態が過去にもあったのだということを受け入れて、それはそれで終わりにしようと思ったときに、あなたの中から拒否するものや否定するものが次第に少なくなっていきます。
あなたは、ただ心から愛する者に心を向けて、その者と素晴らしい人生を歩むことに集中すればよいのです。
自分を否定する者や批判する者にはこう思いなさい。「これで、過去においてあった出来事はすべて終了できます。ありがとうございます。これで終了させてもらいます」
このように言えば、その者は決してあなたにもうこれ以上、敵対心を持つことも、批判することもなくなるのです。
あなたは皆と仲良くなることではなく、本当に心から理解し合える者、愛する者と共に素晴らしい経験をし、そして、それ以外の方々に対しては、「これで素晴らしい経験をするために終了できた、これでクリアーにできた」と思えばよいのです。
そうすれば、あなたの心は平安に満たされるようになります。
心がきれいな湖ならば、多少、泥水や様々なネガティブなものが流れ込んでも、すぐに浄化されます。
しかし、あなたの心の中にヘドロが溜まり、そしてネガティブなものに汚染されているのならば、多少の汚れでも、さらにその心の湖を汚いものにしてしまいます。
まず成すべきことは、あなたの心の湖をきれいにすることです。
すっかり底ざらいをして、ネガティブなもの、マイナスなもの、汚れたものを全部そこから吐き出しなさい。
そのように、きれいな湖にするのならば、これからあなたはネガティブなものや汚れたものから影響を受けることが少なくなります。
そして、平安を常に持ち続けることができるのです。
最近私がとても強く感じるのが、「ツインソウル」という存在は特別なものではなく、すべての方に「ツインソウル」がいるのではないかということです。
昔はツインソウルは未熟なので、二人で初めて一人前の存在になるのだと思っていました。魂的にどうしても、そのようにしないと成長できなかったり、あるいは、もともと一つであった魂が分かれてしまったりして、自分の片割れを求めるのだろうと思っていたのです。
しかし、最近色々なメッセージをいただく中で、「すべての方がツインソウルである」、「すべての者に自分のツインソウル、魂の双子がいる」と教えていただいています。
そして、そのツインソウルを求める旅も、実は我々の永遠なる旅であると思うわけです。
カルマとは原因における結果です。
あなたの両親や生まれ育った環境、容姿、能力は全て過去世におけるカルマ(行為)の結果です。
過去において行なってしまった悪いカルマもあれば、良いカルマも当然あります。そのカルマ(行為)の責任を負うのも、恩寵を得るのも、全て私たち自身が決めている事です。誰かが決めているのではありません。すべては自らが選び、決めたことなのです。
当然のように、過去に行なったことの責任を取らなければなりません。
時間を無駄にしてしまっては、責任は取れません。
過去において行なった良いカルマから得た祝福も、時間を無駄にしてしまっては生かすことができないでしょう。
私たちには色々な意味で使命があり、目標があります。多くの方は目先のことに囚われてしまっています。
神聖な存在とつながり、その導きやメッセージをいただきながら、効果的に効率的に行う事が大切です。それは、自分自身のカルマ(行為)を知り、今世を豊かに生きるための方法なのです。
2017年5月 | ||||||
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