第132回 インド巡礼 Ⅰ
6月2日より9日まで、15名の方々と一緒に南インドのプッタパルティにいらっしゃるサティア・サイババ様のアシュラムへ行ってまいりました。
このアシュラムには、インド各地をはじめ、世界中からサイババ様を信ずる多くの方が訪れます。様々な文化や宗教の人々が、サイババ様を一目見るためにやってくるのです。
10ヶ月ぶり、28回目の渡印であった私は、ただひたすらサイババ様の神聖なお姿を見るためだけに意識を集中し、ダルシャン会場でも、ひたすら瞑想しながらババ様が現れるのを待ち続けました。
ダルシャンとは、神聖な姿を拝するという意味であり、サイババ様はダルシャンの際には、ホールに座っている何千人もの信者の前を車椅子でゆっくりと進みながら、手紙を受け取ったり、祈りに耳を傾けたり、実に様々な方法で祝福を与えてゆきます。
思い返せば、これまでのサイババ様への巡礼の旅でも様々なドラマがあり、私は多くの奇跡を目の当たりにして、人生そのものが大きく変革してきました。
何度来ても、久しぶりにサイババ様が現れる瞬間には、緊張が走ります。そして、そのお姿を見る度に、私はつくづくサティア・サイババ様への敬愛と、父のような懐かしさ、愛おしさを感じるのです。
昨年9月に来て以来、一日千秋の思いで、サイ・クルワント・ホールに座り、また再びババ様のお顔を見ると、ババ様のお顔はただただ美しく、やはり、人とは思えないような神聖な輝きがあり、一緒に言った方々と共に感動に涙しました。
(インド巡礼Ⅱへ続く)
サイババ様の活動の本拠地であるプッタパルティ。もともとは何もない小さな農村だったが、今では地元の人はもちろんのこと、インド各地、世界各地から信者が集まる。
サイババ様のアシュラムの入り口Ganesh Gate。ここから、プラシャーンティ・ニラヤム(平安の館)と呼ばれるアシュラムに入る。中にはサイババ様の住居もあり、最初にババ様が伝道し始めた頃と同じ場所に現在のアシュラムが建っている。
アシュラムに美しい彩をそえるGopuram Gate。門を飾るヒンドゥー教の神々が黄金に輝く。