第151回 女性らしさ、男性らしさとは
私たち人間は、神を目指しています。
そして神の領域に入ったものは、男性・女性、両性を所有するものになり
結婚という形をとることは必要ではなくなります。
女性らしさとは、男性から守られ、導かれることにより
内面的なことや内なるものを行なう力であり、
女性の根本的な役割は家庭を守ることです。
逆に男性は、意識を外に向け、様々な問題や難問を自らが盾となって進み、
領域を広げて自分の内なる者、
すなわち妻や子供達を守るという役割があるのです。
男らしさとは、大切なものを守り抜くということであり、
女性らしさとは、自分を守ってくれる者に対して
それを支持し、尊敬していくことです。
何があっても大切なものを守り抜くこと、
それが男性の役割、男らしさであり、
どんなことがあっても何があっても男性を信頼し、
自分の人生をゆだねるという行為が、女性らしさを表すのです。
人生は車にたとえられます。
ハンドルを握るのは男性であり、地図を見るのは女性です。
女性は必要な時に、地図の情報を運転をする男性に伝えますが、
男性は危機が迫ったり、とっさに判断しなければならない時には、
その情報よりも自分の判断によって道を決めなければならないことがあります。
その時、女性は自分の思った方向とは違う道へ男性が進んだとしても
反対するのではなく、それを支持することが
女性としての大切な役割なのです。
その結果、様々な困難を乗り越えて信頼された男性は、女性に向かって
「あなたの素晴らしいアドバイスによって
自分は決断することが出来た。心からありがとう」と言う事ができます。
そして、守られた女性は男性に向かって
「あなたの判断が間違っていなかった。
あなたを信頼してよかった。心から感謝します」と言う事ができます。
お互いの役割を尊重し信じ合うことで、
それぞれに持っている男性性、女性性を見事に共有できたということになるのです。