2016.03.13
2016癒しフェア大阪 アニマルコミュニケーションワークショップ
「答えを出すことだけではなく、その子に寄り添いながら、その子の気持ちを共有し、共感することが真のアニマルコミュニケーションです」
ー高江洲先生講義抜粋ー
本日のワークショップは、初めての方にもたくさん参加していただき、なごやかな雰囲気でスタートしました。
まずはじめは、相手の素晴らしさをほめるワークです。「相手を天にも昇る気持ちにさせて、盛り上げてください!」という高江洲先生の合図を皮切りに、会場は笑い声と明るいエネルギーに包まれました。
相手の素晴らしさをほめる事でハートのチャクラが開き、コミュニケーション能力が高まります。自分自身をほめる、相手をほめる事で、光りがどんどん輝くのです。
続いてオーラリーディングについて学んでいきます。オーラには相手の才能や求めている事、理解してほしい事などがあらわれます。高江洲式メソッドは、誰でも簡単にオーラを感じ取る事ができ、楽しみながらオーラリディングの秘訣がわかります。
そしていよいよ、本日のモデルさんの結(ゆう)ちゃんと飼い主さんが登場です!
結ちゃんはとっても美人さんで愛情いっぱいなステキなワンちゃんです。まず高江洲先生に「私の気持ち、ちゃんと伝えてね!」とご挨拶。そして参加者の皆さんにも、優しくご挨拶してくれました。
「よろしくね。私の気持ちきいてね」と挨拶する結ちゃん
アニマルコミュニケーションのはじめのステップは、相手の素晴らしさを感じ取ることです。結ちゃんの素晴らしさを感じ取り、オーラを読み取りながら言いたい事わかってほしい事を導き出し、実際に声に出して問いかけます。高江洲式メソッドの大きな特徴は、実際に動物さんに声に出して質問をし、行動学に基づいてYES/NOの返事を読み取る事です。目の前にいる動物さんに直接質問して答えを聞いていくのです。
今回のモデルの結ちゃんは、実に様々な行動や表情で答えてくれ、その豊かなコミュニケーション能力に参加者の皆さんからは感嘆の声が上がりました。結ちゃんが高江洲先生のコメントに「ワン!」と吠えて合いの手を入れると、思わず皆さんからは笑い声が......。
そのようにとっても美人で頭が良く、会場を和ませてくれた結ちゃんですが、明るさの中に寂しさの影が見えました。実は結ちゃんは生後4ヶ月で捨てられていたのですが、飼い主さんが運命を感じて引き取りました。しかし、わけあって飼い主さんは一旦、結ちゃんを手放さなければならなくなり、その後、再び縁があってまた一緒に生活する事ができるようになったのでした。
結ちゃんは飼い主さんを深く愛していたのですが、またいつ離されるか分からないと、不安とさみしさをかかえていたのでした。
結ちゃんのメッセージ
「私はママを見て『この人しかない!』と確信しました。この人と一緒なら幸せになれると思ったのです。でもそう思った矢先に、私はママからはなされてしまいました。「お願いします。私の大切な人のところに戻して下さい」と私は願い続けました。驚いたことに、再びまた大好きで大好きでたまらない、ママに出会うことができました。こんなにうれしいことはありませんでした。「私はこの人と一緒に暮らしたい。どんなことがあっても一緒にいたい」そう決心しました。私の願いはただ一つ、最後まで大切なママと呼べる人と一緒にいることです。お願いします。もう引き離さないで下さい。どうか、私をどこにもやらないで下さい。ママにお願いします。ずーっと一緒にいさせて下さい」
メッセージの後、高江洲先生から、飼い主さんから結ちゃんにかける言霊が伝えられました。言霊は動物さんの癒す大切な言葉で、それを飼い主さんから伝えてもらうことで、動物さんの心は深く癒されていきます。
「ゆうは大切な娘ですどんな事があっても何があっても、あなたを手放しません。命をかけて守ります」
この言葉が飼い主さんから伝えられると、結ちゃんはさらにおしゃべりを始め、微笑ましいやりとりが始まりました。高江洲先生は同時通訳で結ちゃんの言葉を翻訳していきます。
結ちゃん:「本当だよね?本当にもう離さないよね?」
飼い主さん:「本当だよ」
結ちゃん:「でも、ママは時々気が変わるから...」
飼い主さん:「変わらない。絶対変わらないよ!」
結ちゃん「でもママは、何かしようとすると別の事を初めてとてもせわしい...。何が本当かわからないの。ママのせっかちさが直るとうれしいな」
気持ちを理解してもらい、自信が持てると、どんどん「こうしてほしい!」と望みを言えるようになるのです。本当に親子になったことで、お互いに話し合いができるのです。
高江洲先生:「間違いなく結ちゃんを離しませんか?最後まで守ると約束してくれますか?」
飼い主さん:「はい!間違いないです。最後まで離さないし、守ります!」
高江洲先生は、さらにゆうちゃんが思い出している事、普段の生活を映像で見ながらリーディングしていきます。
結ちゃん:「あのね、あとね、お食事の時間を守ってほしいの。お散歩の時間も。結がこうしたいと思うとき、時々、ママの都合で変わってしまうの。ママがせっかちで急に変わってしまうの。あとね、最後に一つ。もっと一緒にいる人を大事にしてほしい」
一緒にいる人とは、飼い主さんのご主人の事です。これには飼い主さんもちょっと苦笑い。結ちゃんは実は自信がないので、まだパパと呼べないのでしたが、いずれパパと呼べる日が来るでしょう。そして、飼い主さんご夫婦がこれからも仲良く、長生きしてくれる事で、結ちゃんはパパとママ二人から絶対に守ってもらえると安心できるのです。
実は、結ちゃんがパパのことを言い出したのは、結ちゃんの過去世が大きく関わっていました。結ちゃんは日本のミックス犬で、老夫婦に可愛がられていましたが、おじいさんが亡くなるとおばあさんは生活が破綻してしまい、泣く泣く結ちゃんを置き去りにして家を出てしまいました。そして、結ちゃんはさまよいながらおばあさんを待ったのでしたが、野良犬だと思われて保健所に連れて行かれ処分されてしまったのでした。
結ちゃんは現在セラピードッグになるための勉強をしています。過去世と今世で捨てられてしまった体験をした結ちゃんですが、今度は大好きな飼い主さんと、一緒にたくさんの人を癒すお仕事をしていくのです。
飼い主さんがご主人とさらに良い関係を作って、結ちゃんが守られ、そして結ちゃんがいろいろな人を助けるセラピードッグとして活躍する事を祈っています。
アニマルコミュニケーションはまず聞く事です。今日も44名の方が一時間半以上にわたって、真剣に結ちゃんの心の声に耳を傾けました。それは結ちゃんにとっても参加者の皆さんにとっても、とても幸せな時間でした。
どうか、あなたも大切な動物さんの気持ちを聞いて、理解する事から初めてみてください。彼らはきっと、ステキな方法で答えてくれるはずです。