ボルくんからのメッセージ
「前の飼い主さんの事を今でも忘れていません。
前の飼い主さんのことを大事に思っていてもいいですか?」
ボルくんは前の飼い主さんが飼えない状況になり、今の飼い主であるSさんの家に数年前にやってきました。Sさんは、「ボルは癒し犬です。家族を幸せにするためにきてくれました」と愛おしそうにボルくんのことを話してくれました。
「ボルくんは完全にあなたの家の子ですよね?」という高江洲先生の問いに、Sさんが「そうです」と答えると、ボルくんは少し寂しそうな顔をしました。
高江洲先生がボルくんに「ママに言いたいこと、家族に伝えたいことを遠慮なく言ってね」と話しかけると、今まで元気に動き回っていたボルくんは、静かに横になり、じっと目をつむったり時々Sさんを見つめたりしました。
ボルくんは 「言っていいのかな?」 と思っていました。
そして、ボルくんはSさんに尋ねたかったことを伝えてくれました。
「前の飼い主さんの事を今でも忘れていません。
前の飼い主さんのことを大事に思っていてもいいですか」
前の飼い主さんのことを大事に思っていてもいいですか」
ボルくんの思いを聞いた飼い主のSさんは、「大丈夫だよ」と優しくボルくんに答えてくれました。
Sさんの言葉を聞いたボルくんは、安心したように尻尾を振りながらメッセージを伝えてくれました。
Sさんの言葉を聞いたボルくんは、安心したように尻尾を振りながらメッセージを伝えてくれました。
「僕は家族の皆が大好きです。家族皆が僕のことを可愛がってくれるので、とても幸せです。
ママは大事な人です。絶対にママの役に立ちたいと思っています。」
ママは大事な人です。絶対にママの役に立ちたいと思っています。」
◆ 高江洲先生解説 ◆
ボルくんはとても気を遣う子です。ボルくんは、前の飼い主さんのことを今も愛しています。しかしそれを言うと、せっかくこれほど可愛がってくれているのに、申し訳ないと思っていたのです。でも「(前の飼い主さんのことを大事に思っていても)大丈夫だよ、いいんだよ」とママが言ってくれたら、本当に楽になって、これからますますS家の大切な息子となります。
◆ 飼い主さんの感想 ◆
ボルの気持ちがよくわかって良かったです。これからボルとのコミュニケーションをより良くして、信頼関係をより強くしていきたいと思います。家族のことを思ってくれるボルが一層愛おしくなりました。
(第7期 アニマルコミュニケーションカレッジ授業より)
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