2012.05.05
アニマルコミュニケーンカレッジ・・・アリスちゃんの気持ち
4月後半の授業にモデルとして来てくれたワンちゃんたちは、生徒さんの大切な家族です。
今日はアリスちゃんのコミュニケーションの一部をご紹介させていただきます。
アリスちゃんはアニマルコミュニケーションカレッジ生のSさんのお宅でリオン(2才)くんというチワワの男の子と一緒に暮らしています。今日はふたり一緒に来てくれました。
授業ではアリスちゃんのグループとリオンくんのグループに分かれ、コミュニケーションしていきました。
コミュニケーションする時には飼い主さんに一緒にいていただくため、アリスちゃんグループにはSさんのお母さん、リオンくんのグループにはママであるSさん(アニマルカレッジ生)にそれぞれ担当していただきました。
飼い主さんから見たみたアリスちゃんは繊細で、自分より飼い主さんの気持ちよりを優先するようなところがあり、我慢してしまう子だそうです。
©himika
アリスちゃんは生徒さんがオーラをリーディングしている間、となりのグループにいるママのSさんのことを気にかけ、フーン、フーンと小さく鳴いていました。生徒さんが直接コミュニケーションをはじめると、さらにSさんのほうに向け、今度は大きな声でフーンフーンと鳴き、Sさんの方に行こうとしていました。
高江洲先生は生徒さんに話しました。
「何か気になって動物さんと話しができないというのは逆にその行動が一番のヒントとなります。今話していることよりもそちらのほうが最優先事項なのです。気になる意味があるのです。行動にはすべて意味があります」
アリスちゃんは以前高江洲先生のアニマルカウンセリングを受けていました。
今日は高江洲先生と生徒さんに気持ちを聞いてもらえるということを良く分かっていました。だからいつものように「良い子」ではなく、行動を通して自分の思いを必死で伝えようとしてくれていたのです。
アリスちゃんはママのことが大好きで、いつもママの役に立ちたいと思っていました。日常でもいつもママのことを見つめているそうです。
そしてそんなアリスちゃんには心の奥に不安な思いがありました。
アリスちゃんは現在13才。
自分の年齢を考えると「ママとの時間がずーっと何年もあるわけではない」と感じていました。だからもっともっとママの役に立ちたい、ママにとって大切な存在になりたい、でも本当に役だっているのか?という心配と不安な思いがあったのです。少しでも離れると役に立てない、自分の事を忘れられたらどうしようという強い思いまでもっていたのです。
※アリスちゃんの役に立ちたい、忘れられたくないという思いは過去世から来ているものでした。
高江洲先生は隣のリオンくんのグループにいたママのSさんを呼び、アリスちゃんへの言葉を耳打ちしました。
Sさんはそれをアリスちゃんの耳元でそっとアリスちゃんに伝えました。
ママの言葉をじっと聞いていたアリスちゃんは、ママの言葉が終わると高江洲先生のところへ行き、「ありがとう」と高江洲先生の手を舐めました。
©himika
まわりにいた生徒さんたちも講師も、アリスちゃんのその変化にとても驚きました。
その後Sさんは、隣のグループに戻り、アリスちゃんは最初少しフンフンと鳴きましたが、高江洲先生が「ママが言った事は本当だよ」とやさしく伝えると、その場に静かに座り、その後はとても落ち着いた様子でリラックスしていました。
ママが離れていても大丈夫になったのです。
ママが高江洲先生から聞き、そしてアリスちゃんに伝えた言葉は「どんなことがあってもアリスちゃんを忘れない、そしてアリスちゃんは私にとってずーっと大切な存在」という意味の言葉でした。その言葉をママだからこそ言える言葉で伝えられました。
生徒さんたちは、アリスちゃんの強い愛情と、コミュニケーションの深さを感じていたようです。
生徒さんは一生懸命気持ちを表してくれたアリスちゃんに感謝の気持ちを伝えました。
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明日はリオンくんのコミュニケーションをご紹介します。