アニマルブログ

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アニマルコミュニケーションカレッジの2012年最初の授業のモデルにきてくれた柴犬のナナちゃん(女の子)と黒柴のクロくん(男の子)。
授業の中で高江洲先生がふたりとコミュニケーションした内容の一部を記させていただきます。


本日は黒柴のクロくん(男の子)です。
クロくんのオーラです。↓
20120109AC2line-s.jpg
オレンジ・・・前向き、積極性
グリーン・・・信頼関係や絆を大切にする
ブルー・・・・さみしさ、傷つきやすい
パープル・・・不安感
クロくんは明るさや積極性をもっていますが、さみしがりやで傷つきやすい部分もあるようです。また飼い主さんに理解してもらいたい不安な気持ちがあるようです。

クロくんの家にはナナちゃんの他にもうひとり、先住犬のケンくんという男の子がいるのですが、飼い主さんのお話では、その子との関係があまり良くないそうです。また時々怖がるような様子がみえるとのことでした。そんな時に飼い主さんを噛んでしまったこともあるそうです。


●高江洲先生のクロくんとのコミュニケーション
<飼い主さんを噛んでしまった事について>
クロくんは今のお家に来る前に他の犬との関係で嫌な記憶があり、それを思い出し不安になった時に、飼い主さんをおもわず噛んでしまったようです。飼い主さんを噛むつもりなどなく、噛んでしまったときは飼い主さんに謝ったそうです。


高江洲先生が他の犬との関係をクロくんに聞くと、クロくんは急に飼い主さんの後ろに回って、隠れてしまいました。高江洲先生にはクロくんと他の犬との嫌な記憶が何なのかは分かっていましたが、クロくんが言いたくないと意思表示をしたので、無理にコミュニケーションを続けることはやめました。


高江洲先生はクロくんに
「他の犬との嫌な話はやめよう。でもね、君が不安に思っている気持ちを先生はわかってあげたいと思っているんだ。そして飼い主さんにも伝えたいんだけれどどうかな?」
するとクロくんはゆっくりと高江洲先生の方に歩いていきました。


<クロくんの不安な思い>
クロくんはホームセンターのペットショップから、今の飼い主さんのところにきました。
ペットショップに居た数ヶ月の間、他の子に飼い主さんが決まって行く中で、嫌な思いをしたようです。また今のお家で、以前の嫌な(上記とは別の)記憶がよみがえった時に、おもわず大切な飼い主さんを噛んでしまいました。クロくんは、自分はもしかしたら、いらないのではないか?捨てられてしまうのではないか?と不安な思いを持っていました。


クロくんの気持ちを聞いた高江洲先生は飼い主さんい尋ねました。
「いままでたくさんのワンちゃんと暮らしてきて、この子は嫌だから捨てましょう、ということはありましたか?」
飼い主さんおふたりは声を揃えて「1回もないです!!」と即答されました。
高江洲先生はさらに飼い主さんに尋ねます。
「クロくんを家族の一員として絶対に最後まで守る気持ちはありますか?」
「あります!」飼い主さんおふたりは、声を揃え、はっきりと答えられました。
そして、飼い主さんから直接クロくんに、「最後まで守る」ということを伝えてもらいました。


するとクロくんは「よかった〜」と大きなあくびをしました!


20120109AC1line-s.jpg
コミュニケーションが終わり、笑顔のナナちゃんとクロくん


・・・・
大切な思いを伝えてくれた、ナナちゃんとクロくん、そしてふたりを愛し、ふたりの思いに答えてくれた飼い主さんに、心から感謝いたします。

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