2011.12.03
アニマルコミュニケーションカレッジ野外授業ー2
11月後半に野外授業で訪れた動物園。
秋も深まったこの日、森に囲まれた動物園には、まだ紅葉が残っており、美しい色を見せてくれました。
(動物達を紹介する展示物のまわりには美しい色をした木々が)
わたしたちはグループに分かれて、様々な動物達とコミュニケーションをしていきました。
野生動物とのコミュニケーションははじめての生徒さんたちは、野生動物たちの美しさに驚き、普段身近にいる動物たちとは違う存在感に圧倒されていました。
動物園という環境の中で、どのような思いで暮らしているのか?
生徒さんたちは、心を静め、先入観を無くし、動物達の気持ちを感じていきます。
動物園の奥まった所に、アメリカの動物園から来た、プロングホーンの男の子がいました。
プロングホーンはアメリカ、カナダ、メキシコの草原などに生息しています。
走るのが非常に早く、80km以上で走ることができるとか!その速さはチーターの次に速いそうです。
プロングホーンは、生息地の環境破壊や狩猟により、現在一部の亜種は絶滅の危機にあるそうです。
この動物園には数頭一緒に来たのですが、いまは一人で暮らしています。
日本でプロングホーンに会えるのはこの動物園のみ。
生徒さんたちも、プロングホーンを実際見るのははじめての方ばかりでした。
プロングホーンの男の子は時々こちらをじっと見つめます。
生徒さんはプロングホーンの男の子が何を思っているのかを感じとり、高江洲先生に報告します。
そして高江洲先生はさらに深くこの子の気持ちをリーディングするためにどうすればよいか、
アドバイスを伝えていきました。
プロングホーンの男の子は、この日はとてもリラックスしていました。
高江洲先生からは「今日は心地よさや安定感がみられます」「この子は自分の美しさをよく知っています。とても自分に自信をもっています。それをみんなに認めてもらいたいと思っています。」という話が伝えられました。
そして高江洲先生からプロングホーンの男の子からのメッセージを生徒の皆さんに伝えました。
仲間が居なくなり、ずっと独りで動物園という限られた空間ですごしているプロングホーンにとって、寂しいという気持ちももちろん心の奥にはあります。
プロングホーンが持っている自信やプライドはそのような環境の中で生きていく大きな力になっているでしょう。
本来であれば、大草原で走り回っているプロングホーン。私たちにその素晴らしい姿をみせてくれていることに、私たちは感謝の気持ちを伝えました。
※以前高江洲先生がコミュニケーションをした時のプロングホーンのメッセージは
こちら>>