2011.06.05
子オランウータンのスカイウォーク
よいしょ！よいしょ！
絶対向こう岸まで渡り切るぞ。
自分は、誇り高きオランウータンなのだ！
どんなに高くても危なくても、渡り切ってママにほめてもらうんだ。
でも、実は・・・・・・
こわーい。こんなはずじゃなかった！
ママ助けて！
2006年5月より始まったオランウータンの「スカイウォーク」は、オランウータン舎から高さ12～18m、9基のタワーにかかったロープをたどり飛地放飼場までの約150mを移動します。
野生のオランウータンは、ボルネオでは20～40mの高さの木の上で生活していてメスや子供は殆ど木から下りないそうです。移動する場合も枝を揺らし隣の枝を掴んで移動します。
ところが、この小さなオランウータンにとっては、スカイウォークもちょっとした冒険なのです！なぜなら、野生の状態では、たくさんの木々があり枝や葉が生い茂っていますが、スカイウォークはロープがあるのみで、地上まで何もさえぎるものはありません。大人や慣れたオランウータンでしたら、スカイウォークもへっちゃらでしょうが、まだオチビさんにとっては、時には怖いものなのです。
