2011.05.21
木登りチーター
ぼくの目は遠くまで見通せる。
こうしてぼくはいつでも、遠くを見つめてシミュレーションをしているんだ。
今日も、ライオンたちが何かやっているけれど、ぼくは警戒を怠らない。
ここから見えるところすべてを、いつだって把握しているんだ。
~多摩動物園のチーター~
多摩動物園のチーターくんは放飼場の木に登り、遠くのライオンたちの動向をチェックしていました。そのスーパーモデルのようなスタイルにうっとりしてしまいます。
実は、チーターは木に登ることはできるけれど、下りるのは苦手。
チーターはネコ科の動物の中で、唯一ツメが固定されています。そのため、走るときにはツメがスパイクの役目を果たして、誰よりも速く走ることが出来るけれど、木に登って下りる時は爪が引っかかってしまい、上手く下りられないのです。
このチーターくんもかっこよく歩哨のようにポーズを決めたのは良かったのですが、木から下りようとした時に、ずるっと落ちてしまいました。
その後の、恥ずかしそうな、気まずそうな顔が可愛かったです。