2011.04.18
4月17日カレッジ高江洲代表の話
「今回のような大災害があり、原発の問題もあってとても気が滅入ります」と言う方がいます。前回の授業でも話しましたが、このような時こそ、何をすれば良いのかという真の方向性に気づかなければなりません。
あなたが気が滅入っても何の得にもなりません。気が滅入るとはエネルギーが混乱する状態です。本来の方向性を見失って、エネルギーを混乱させてはいけません。
常に方向性を決めることです。皆さん、それはどのような方向性だと思いますか?
あなた方のアニマルコミュニケーターとしての方向性は何ですか?今やるべきことは何ですか?
それは、「徹底的に素晴らしいコミュニケーターになる」ことです。
生きとし生ける者の声を聞くことです。そして、生きている者だけではなく、亡くなった者も含め、「全ての生命」と心を通じ合わせるのです。
先日もテレビを見ていましたら、原発の近くの5キロメートル以内の町の様子が報道されていました。取材班がそこへ向かうと、多く犬や牛や動物たちがお腹を空かせて徘徊していました。当然そこは放射性レベルがかなり高くなっている危険な場所です。
犬や猫たちの飼い主、牛たちの飼い主は、皆、自分の大切な動物たちを助けに行けずに心を痛めています。本当に悪い、申し訳ないと思いながらも、どうすることもできずに胸が締め付けられるような思いをしていることでしょう。でも、私たちはそこへ行って救助をすることはできません。
動物を愛する人の中には、そのように苦しむ動物たちに対して自分が何もできないことに失望し、気が滅入ってしまう人も少なくはありません。あるいは、何も出来ない自分自身を責めてしまう人もいるでしょう。しかし、そのようなことをしても誰も救われません。
私たちコミュニケーターは何をするべきなのか。
それはエネルギーを送ることです。アニマルコミュニケーターとして、アニマルヒーラーとして、あなた方にしかできないことがあるのです。
徹底的にポジティブなエネルギーを送って、彼らの幸せを願うこと、光を送ること、それがあなた方の役割です。
目には見えないけれども、強力な力を秘めているあなたの光は、必ずそれを必要とする者のところへと届きます。あなたの光とエネルギーが、誰かを救い出し、苦しみを解決させる力となるのです。それが、今、私たちがやるべきことだと専念した方が良いのです。
気が滅入って混乱し、堂々巡りをしたり、自分自身を弱めたり、自分のことだけで精一杯になってしまう人生は、もう終わりにしましょう。
ヒーリングをすること、生命を癒すことは、あなたの本気の決意から始まります。
人を癒す者、動物を癒す者、植物を癒す者。
人との会話、動物との会話、生命との会話・・・・・・。全てにおいて重要なのは、「徹底的に自分の成すべきことを行う」ということなのです。
それは、ここ1ヶ月の問題、2ヶ月の問題ではありません。1年の問題、2年、3年の問題でもありません。これからの人生において、あなたが全力で自分の使命を行うことが人々のためになり、ひいては動物のため、植物のため、すべての生命のためになるのです。
気が滅入ることは悪いことではありません。しかし、気が滅入ることは、あなた方のためにはならず、誰のためにもなりません。
私はあなた方に、自分を幸せにしながら他人を幸せにし、そして、全ての動物を幸せにするために生きてほしいのです。
いつまでも気が滅入って、気が混乱するのでは困ります。あなた方が発揮する「気」はただ一つ、「癒しの気」を使うことです。生命を幸せにするために、自らのエネルギーを多くの命に向かわせるのです。