2010.11.16
T&Hのオーストラリア便り その14
アルケミスト・オーストラリア支部の近藤夫妻が
豊かな大自然と動物たちの情報をご紹介します!
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◆サンシャインコースト・ヒンターランド その2
今回は、サンシャインコースト・ヒンターランドにあるメリー・ケインクロス特別自然保護区域をご紹介します。オーストラリアにある亜熱帯雨林の中で最もよく保存されている自然保護区域で、他では見られないような鳥や蝶が生息しているそうです。この中には1周1時間程度の散策路があり、平坦なので誰でも気軽にブッシュウォーキングが楽しめます。
入口に案内所があり、ここで「ドネーション」と言って、1人当たりゴールドコイン(1~2ドルコイン)を募金箱に入れます。展示スペースを抜けると、うっそうとした亜熱帯雨林が広がっています。散策路を歩くと、たくさんの鳥の声が聞こえます。耳を澄ますと赤ちゃんが怒って泣いているような声、おじさんが叫んでいるような声など、さまざまです。大木が高く生い茂っているので、声の主を探すのはなかなか苦労します。また、ブッシュ・ターキーやブッシュ・ワラビー(パディメロン)も生息しています。実りの時期には、ブッシュ・ラズベリーやブッシュ・アップルも実ります(実際に食べられるそうです)。
この場所には、グラスハウスマウンテンズのパノラマを眺められるカフェがあり、ティタームだけでなく、朝食、ランチも楽しめます。また、芝生の広場とBBQ 施設もあります。週末はオージーで賑わいます。海辺だけでなく森を歩いた後のBBQ の味も格別です。生ソーセージとオニオンを焼き、パンやコールスローと共に食べるのがオージー流です。
【パディメロン】
カンガルーと同じく有袋(ゆうたい)目の哺乳動物です。森の中に生息しているので、ブッシュ・ワラビーとも呼びますが、普通のワラビーと比べると、体長は小さく、尻尾は短くて太く毛が生えているのが特徴だそうです。とても機敏で、直ぐに逃げてしまうので、なかなか撮影するのは容易ではありません。この画像はビデオから取り込んだものです。
http://www.youtube.com/watch?v=5C74sTKVehI
【絞め殺しイチジク】
なんだか物騒な名前ですが、この木は着生植物のように他の樹木の枝に定着し、長い年月をかけて根を下へ下へと親木に絡ませながら生長していきます。親木が朽ちて、中が空洞になっているものもあります。亜熱帯雨林にはこのような木がたくさん生えています。日の光を求めて、上へ、上へと伸びようとする植物たちの生存共存に圧倒されます。
http://www.youtube.com/watch?v=AcxCdrKoOiA
<参考:メリー・ケインクロス特別自然保護区域(公式サイト)>
英文ですが、散策路の案内図、生息する動植物などが掲載されています。
また、カフェのメニューもあります。
http://www.mary-cairncross.com.au/
次回はターザン気分になれる滝壺プールを動画でご紹介します。こちらはこれから真夏です。海だけでなく、野趣あふれた滝壺プールで泳ぐことも出来ます。海や山の大自然の中で幼少期を過ごされた方にとっては、わくわくする場所だと思います。
Tadashi
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