2010.06.24
T&Hのオーストラリア便り その6
アルケミスト・オーストラリア支部の近藤夫妻が
豊かな大自然と動物たちの情報をご紹介します!
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グラスハウスマウンテンズ(Glass House Mountains)
今回は、オーストラリア自然遺産の「グラスハウスマウンテンズ」という
一風変わった岩山群をご紹介します。
カランドラの高台からの眺め
オーストラリア大陸は旧大陸と言われ、現在、活火山はありませんが、
約2500~2700万年前に噴火した火山が浸食された残りと言われています。
ここカランドラからその先端が見えます。
また、「サンシャインコースト・ヒンターランド」と呼ばれる山脈から
の眺めは壮観です。
これを名付けたのは、ヨーロッパ人で最初にこの岩山群を見た
キャプテン・ジェームス・クックです。
また、アボリジニー(オーストラリア原住民)の伝説(※)ではこれらの
山々には精霊が住んでいると伝えられています。
周辺一帯は「グラスハウスマウンテンズ国立公園」に指定され、
いくつかのウォーキングトラックが整備されています。
初心者向けから、ロッククライミングの経験が必要な上級者向けまで様々です。
ちなみに、オーストラリアでは、トレッキングのことを
ブッシュ・ウォーキングと言います。
サンシャインコースト・ヒンターランドからの眺め
お父さんの「ティブロガーガン(Mt Tibrogargan:364m)」
お母さんの「ビーワア山(Mt Beerwah:標高556m)」
長男の「クーノウォリン山(Mt Coonowrin:標高377m)」
山の岩肌に風が当たる音、木々が揺れる音、鳥の声をBGMにして、
静かに目を閉じると、ここだけ時の流れが違います。
気の遠くなるような年月をかけて形成されたこの山々を目前にすると、
日常生活で「ああでもない、こうでもない」と考え込んでしまう事が、
どうでもよい事のように思えてきます。
山々が身も心も癒してくれます。
Tadashi