2010.05.01
人と動物をこえた命のつながり
「ぼくたちは、みんな飼い主を信じ、愛している」
こう語ってくれたのはシェパードの井川カールくんです。
カール君の穏やかでりりしい姿からは、彼の歩んできた壮絶な人生はみじんも感じられません。
しかし、実はカール君は2歳のころに最初のオーナーの借金のカタとして2番目のオーナーに引き取られ、そこで激しい虐待を受け続け、5歳の時に井川さんに引き取られました。
井川さんは初めてカール君に会って、その目を見つめた時、この子は自分の境遇をすべて理解していると、直観で理解したそうです。彼の目は十分すぎるほどの気持ちを訴えていました。
井川さんが感じた通り、カールはすべてを理解し受け入れていました。
そして、辛い運命の中にあっても、彼の精神性の輝きは失われていませんでした。
辛い境遇にあっても、カール君は決してくじけず、人を愛し、信じる気持ちを持ち続けていたのです。
井川さんとの生活の中で、カールは日一日と自由になり、喜びを取り戻していきました。
現在、高齢でほとんど耳の聞こえないカール君は、
井川さんと心と心で深く結ばれて、コミュニケーションをとっています。
井川さんとカール君
「人と動物をこえた命のつながりを体現すること」がカール君の使命です。
彼の飼い主さんを信じる気持ち、ひたむきな愛情は、
私たちに真の愛情の姿を教えてくれます。
「でも、ぼくだけが特別じゃないんだ」とカール君は言います。
「ぼくたちは、みんな飼い主を信じ、愛している。それは、どの子も同じなんだ。だから、どうか、ぼくたちの思いをわかってほしい。その思いは、人も動物もすべてをこえるものなんだ」
カール君との詳しいコミュニケーションは、
『Dr.たかえすのアニマルコミュニケーション』(仮)の中で詳しく紹介されていますので、
楽しみにしていてください!
カールくんをヒーリングしながらコミュニケーションする高江洲代表